修士論文・博士論文
博士論文
- 宮下 みなみ:不完全性の詩学ローベルト・ムージルの長編小説『特性のない男』と近代科学、2023年
- シェレター、クリストファー:日本における教養小説比較文学と歴史的・社会科学的背景に対する考察、2021年
- 滝藤 早苗:北ドイツ音楽界の指導者 J. F. ライヒャルト ― 彼の音楽活動がドイツの詩人たちに与えた影響について―、2016年
- 平田 栄一朗:在と不在のパラドックス日欧の現代演劇研究、2015年
※慶應独文の大学院を修了後、ドイツ語圏の大学で博士号を取得する人も多くいます。
修士論文
2022年度
- 有家 真奈:「抒情詩の私」のメディア性 ― ゲオルゲ『生の絨毯』とリルケ『ドゥイノ悲歌』における天使の形象
- 大村 英里佳:カロリーネ・デ・ラ・モッテ・フケー『イトスギの冠』に見るジェンダーの役割
2021年度
- 池田 美月:「顔」のない身体 ― 初期ブレヒト作品における表層的人物像についての一考察
- 川合 千秋:無限に憧れた旅人たち ― ルートヴィヒ・ティーク『古い書物と目的なき旅』(1835)について―
- 寒河江 陽:青年ベンヤミンの文化概念ヴィネケンとジンメルの文化論受容を手がかりに
- 松本 蒼来:Sprache und Gender ― Gender als Subjekt der Sprache
- 光井 直哉:ドイツ語体験話法の形態と機能 ― 言語行為としての体験話法 ―
- 横田 詩織:言語のあいまい性の ― 側面 ― sein+zu Infinitivにおけるモダリティのあいまい性をめぐって ―
2019年度
- 時田 のぞみ:世紀転換期の「新しい女性」たちによるニーチェ受容
- フォン・ボルケ 亜弓:マインホルト作『修道院の魔女』とシドニア伝説
- 谷口 由希:『はてしない物語』における“命名”の問題について
- 積田 活樹:インゲボルク・バッハマンにおける飛行機の表象 ―― 初期詩作品とエッセイ「盲目の乗客たち」について ――
2018年度
- 門馬 亜理沙:E.T.A.ホフマンの『廃屋』におけるセンセーショナルなもの ― 覗きが幻視に変わる時 ―
- 枻川 涼:書簡から読み解くゲオルク・ビューヒナーの世界観 ―― 宿命論の中で生きる意義 ――
- 田中 菜摘:ファウストと時間 ―― 『ファウスト第二部』第五幕における「瞬間」の考察を中心に ――
- 福本 紘久:学者ヴァーグナーの大仕事の果て ― ゲーテ『ファウスト』錬金術の等号批判 ―